たまごさん

見るたびに、エールを送らずにはいられない人達がいます。それは、

人よんで「たまごさん・・・」

（勝手に呼んでるだけですが・・そして、大抵たまごさんの前後には、ココナッツさん、クッションさん、さとうきびさん、時にバナナさんが歩いています。）

彼らを見るたびにそのバランス感覚に感動し、「頑張って・・・どうか転ばないで・・・」と思わざるを得ません。この彼も、毎朝応援している人の一人・・・交通量の激しいところを走ってる彼の仕事は、人一倍大変に違いありません。

ところがついに今朝、悲しい出来事が・・・
バイクであまりよく見えませんが、手前のバイクの荷台の上あたりと、前タイヤの中あたりをよくよく見るとなにやら白くて丸いものが散乱・・・・バイクと接触したようで、卵が道に・・・
彼にとって「産卵」大いに「コ結構～」しかし、「散乱」は最悪・・・

でも、１０分後同じ道を通った時には、彼は何事もなかったかのように、救出できた半分のたまごを積んで走っていらっしゃいました。

怪我がなくて、しかも全部割れなくて良かったのかもしれないけど、それだけに「割り切れない」気持ちでいっぱいだったに違いない「たまごさん」のお話でした・・

そして、翌日・・・同じ時間・同じ場所に彼はいました。怪我がなかったみたいで良かった・・・と思ったのですが、よくよく見ると小さな変化が・・・

よくよく見ると、自転車を押してらっしゃる・・・ここは交通量が多いしども車も速いのでその方がいいのかもしれませんが、さっそうと走るたまごさんの姿がないと、なんだか寂しいのでした・・・